日本ハム栗山監督、開幕想定布陣不発に“怒”

8回表日本ハム無死一、二塁、岡が一飛併殺に倒れがっくりする栗山監督

 日本ハムの開幕スタメンオーダーが見えた。15日、中日とのオープン戦(ナゴヤドーム)で、右肩痛で離脱していた西川が合流し、腰痛から8日に復帰している岡と合わせ、ともに外野の守備に就いた。栗山英樹監督(54)は田中賢、中田、近藤のクリーンアップ、6番にレアードを置く打順で開幕戦を想定。役者が揃い10安打を放ったが、拙攻が多く1得点に終わった。

 試合後、会見場に姿を現した栗山監督は、「怒ってるよ」と報道陣をけん制した。ケガで離脱していた選手たちが戻り、ようやく開幕を想定した布陣が組めた一戦で、得点はソロ本塁打のわずか「1」。「点を取るゲームだからね。ヒットを打つことも大事だけど、自分がここでどうしなきゃいけないのかという覚悟が…」。もどかしい展開に表情は曇った。

 右肩痛で離脱していた西川が左翼の守備に戻った。腰痛から8日に復帰している岡、左膝痛で出遅れていた近藤を含め、開幕スタメンが想定される主力がズラリと並んだ。「打順はまだ手探り」と、模索は続けていくが、現時点ではベストのオーダー。田中賢、中田、近藤を主軸に置き、6番に昨年34本塁打のレアードが控える16年の戦い方が見えてきた。

 それだけに、拙攻には頭が痛い。10安打を放ち、3者凡退だったのは6、7回だけ。だが3回2死一、二塁の好機にはレアードが遊ゴロ。5回1死一、三塁の場面ではレアード、岡が連続三振と、各自の工夫が見えない単調な攻撃で残塁数を増やした。8回には岡がバントを失敗(一塁への小飛球)し、併殺で好機をつぶすなど、最後までチグハグな攻め。3安打と気を吐いた田中賢も「もう(結果を)気にしないといけない時期」と危機感を募らせた。

 オープン戦は残り5試合。栗山監督は「野手に関しては(開幕1軍メンバーの)方向性を出して札幌(19日からヤクルト戦)に帰る」。開幕の足音は、すぐそばまでやってきている。【本間翼】