オリックス吉田正、お試し一転あるぞ1軍昇格

オリックス対阪神 9回裏オリックス1死二塁、右前打を放つ吉田正(撮影・宮崎幸一)

<オープン戦:オリックス2-4阪神>◇19日◇京セラドーム大阪

 あるぞ、開幕1軍滑り込み! 故障で出遅れていたオリックスのドラフト1位吉田正尚外野手(22=青学大)が1軍昇格し、阪神戦に8番指名打者でオープン戦初出場。大学日本代表の4番らしいフルスイングで“初安打”を放った。

 「速い球にしっかり自分の形でスイングできた」。9回、ドリスの152キロ直球を右前に痛烈なライナーで運んだ。当初の予定では昇格期間はこの日を含め2試合限定。この1本で風向きが大きく変わった。

 福良監督は試合前に「2試合でホームラン3本打ったら考える」と無理難題を示すほど開幕1軍に否定的だった。それが試合後に一変した。「いいものを見せてもらった。すべての球種に強いスイングができるのは魅力。明後日(21日)まで見て考える」と、1試合の期間延長を決定。アピールの場が増え、開幕1軍の可能性も膨らんだ。

 キャンプ中に右脇腹痛で2軍降格後、左アキレスけんも痛めてリハビリが続いた。その間に大学日本代表でともにクリーンアップを打った阪神高山、楽天茂木が1軍で活躍。「自分も早くやりたかった」と体がうずいていた。試合後には外野練習も行った。チームは現在、39イニング連続で適時打がない。吉田正が打線の流れを変えるかもしれない。【大池和幸】