阪神、投手陣1イニング1000円積み立て

 阪神は22日、昨年までに選手間での金銭授受が新たに3件行われていたことを公表した。四藤(よつふじ)慶一郎球団社長(55)が、兵庫・西宮市の球団事務所で取材に応対。19日から3日間かけて金本監督以下コーチ陣、選手、フロント、球団スタッフ全員と個別面談した中で判明した。

 <1>高校野球くじ 13年から3年間、約20人が1口5000円で参加。春夏の甲子園大会出場校をくじ引きで割り振り、優勝校を引き当てた選手が全額総取りした。四藤社長は「08年までやっていて、09年以降はやめましょうとなっていたけど、ここ3年くらいでやり始めていた」と明かした。

 <2>ドーピング検査慰労料 ドーピング検査の対象に選ばれた各回2選手に、他のベンチ入り23人から1人1万円の手当が「ご苦労さん代として渡されていた」(四藤社長)。1人の受取額は11万5000円になる。

 <3>投手会積み立て 投手陣が自身の投球回に応じ、1イニング1000円を積み立て。決起集会や投手会の一部資金に充てていた。

 阪神はこの事例を23日の12球団代表者会議で報告する。四藤社長は「遊びでやっていたことですが野球賭博につながっていく可能性もある。やってはいけないことでファンの方にも申し訳ない」と謝罪。全員から誓約書の署名を取り付けたとし、再発防止を誓った。