楽天ゴームズ開幕12打席目でようやく来日初安打

7回裏楽天2死一塁、左前に来日初安打を放ち天に指を突き上げるゴームズ

<楽天0-7ソフトバンク>◇27日◇コボスタ宮城

 ようやく待望の1本が出た。楽天のジョニー・ゴームズ外野手(35)がソフトバンク戦の7回に来日初安打を放った。2死一塁、ソフトバンク武田の外角高め140キロ直球を狙いすましていた。トップの高い独特のフォームから左翼方向へと引っ張る。ライナーの打球が天然芝の美しい緑色の上で跳ねると、一塁上で両腕を突き上げ、空を指さして喜んだ。開幕から12打席目での初安打。「初めてのヒットというのはうれしい。1本出てホッとしています」と喜んだ。

 安打こそ出ていなかったが、開幕から3試合で4四球。選球眼にたけ、一塁まで悠然と歩く姿はまさに「ジョニー・ウォーカー」だ。打席でも球数を稼ぐようにファウルを打つなど、数字に表れない打撃で貢献。相手にとっては嫌らしい7番打者だ。この日の試合前には池山打撃コーチとフォームの状態を確認。打ちにいく瞬間に頭の位置のズレを修正し、目線をぶれないようにしていた。「非常にコンディションは良いし、コーチ陣とはコミュニケーションが取れている」と手応えを口にする。

 グラウンドを離れれば、家族を愛するパパになる。試合前には必ずiPhoneで妻と3人の子どもとテレビ電話。心をリラックスさせてから、戦闘モードに突入する。次は本塁打を期待していると声をかけられると「ありがとう」と優しい笑顔で応えた。メジャー通算162発の助っ人のエンジンが徐々にかかってきた。【島根純】