由伸政権のトレード第1号だ! 巨人は大累進内野手(25)と日本ハム乾真大投手(27)との1対1のトレードが合意に達したことを11日、発表した。中継ぎ左腕の強化を図る巨人と、若手野手の補強のニーズが高まっている日本ハムの思惑が合致した。首位を走るチームを率いる高橋監督にとっても就任後、初のトレード。リーグ優勝奪還へ、戦力を肉厚にする。
首位に立つ巨人が長きペナントレースを見据えて、明日への一手を打った。若手の俊足内野手、大累を交換要員に日本ハムの中継ぎ左腕、乾とのトレードが合意に達した。近年の開幕後では4月中旬の成立は極めて早い。就任1年目で好スタートを切った高橋監督にとってもトレード第1号となった。
チーム防御率3・32はリーグ1位で、8年連続60試合登板の山口、侍ジャパンの戸根ら中継ぎ左腕を擁する。だが、しのぎを削る戦いへ、人材を継続的に求めていた。3月28日にも育成選手だった左腕ウーゴを支配下選手に昇格させた。堤GMは同日の会見で「やっぱり左投手は整備しないとダメだなと感じた」と話しており、さらなる補強を図った形だ。
乾は奪三振能力が高いレフティーだ。プロ6年目で1軍通算67試合に登板し、12年には36試合に投げ、リーグ優勝に貢献。140キロ台中盤の速球を誇り、軌道の大きい独特のスライダーも武器にプロ通算78回1/3で75三振を奪っている。近年は1軍に定着しきれていないが、潜在能力は秘めている。
新天地での背番号は60に決まり、今日12日の入団会見を控え、この日は鎌ケ谷で荷物整理や関係者へのあいさつに回った。「寂しい気持ちはありますが、頑張りたい。ちょっとずつ技術的にも戻ってきているので、向こう(巨人)でもいろいろ教わって、ちゃんと貢献できるようにしたい」と決意を新たにした。由伸巨人が着々と駒をそろえていく。
◆乾真大(いぬい・まさひろ)1988年(昭63)12月8日、兵庫・加古川市生まれ。東洋大姫路で3年夏に甲子園8強。東洋大2年春に東都大学リーグ最優秀投手とベストナイン獲得。大学日本代表も経験した。10年ドラフト3位で日本ハム入団。14年より背番号16から32に変更。中継ぎとして通算67試合に登板して1勝2敗、防御率5・86。今季は1軍出場なし。今季推定年俸1000万円。176センチ、80キロ。左投げ左打ち。