阪神大和が初先発即初マルチ「全部打ちにいこうと」

阪神対ヤクルト 1回裏阪神1死、大和は中前打を放つ(撮影・宮崎幸一)

<阪神8-4ヤクルト>◇19日◇甲子園

 今季初スタメンの阪神大和外野手(28)がマルチ安打&好走塁で存在感を示した。2番中堅で出場し、初回にヤクルト成瀬から初球を中前打。3回には2球目直球を振り抜き、右翼線を破る二塁打を放った。続く江越の中飛で中堅坂口が捕球時に体勢を崩したスキを逃さず、三塁へタッチアップ。ゴメスの犠飛で生還した。

 「積極的にいこうと思った。ファーストストライクから全部打ちにいこうと決めていました。いろいろと考えてもしょうがない。準備はできていた」

 この時を待っていた。先発出場を知ったのは練習開始の直前。今季21試合目でようやく巡ってきたチャンスだった。打撃練習では金本監督に呼び寄せられて、バットの出し方などを確認。期待に応えたい-。1打席目からスイッチが入っていた。

 万能選手がゆえのつらさがある。キャンプでは西岡、上本と激しい二塁争いを演じた。ところが2月下旬には中堅を守る機会が増加。だが、外野手は横田、高山ら1軍未経験の新戦力が開幕直前に猛烈アピール。結局、大和がはじき出される形となった。

 ただ、背番号0が腐ることはない。キャンプ中から継続している、強く振る打撃をこの日もしっかりとグラウンドで表現した。

 打撃だけではない。福留不在のなか、高山、江越と若い外野陣を真ん中で統率した。シーズンが続く限り、チーム内の競争も続く。大和が準備を怠ることはない。【桝井聡】

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