<巨人2-7中日>◇6日◇東京ドーム
何? 何? ナニータ! 中日リカルド・ナニータ外野手(34)の勢いが止まらない。1-1と同点になった直後の5回2死一、三塁。17試合連続安打となる右前適時打を放ち、2試合連続完封負けしていたチームを救うV打となった。守っても2日連続のダイビングキャッチ。次は何してくれる?
ナニータには初対戦の投手も関係なかった。同点になった直後にこの日、3度目の巨人長谷川との対決となった。スライダーを右前へ。「(初回の)満塁で三振。インコースを見逃してしまった。そして中飛。もう少し積極的にいこうと思った。(初対戦の投手でも)打っていけば問題ないよ」と、一気に勝ち越し。流れを一気に引き寄せた。ナニータが初先発のルーキー長谷川にプロの洗礼を浴びせた。
ドームでも目の下にまぶしさを軽減させる「アイブラック」を着け、今季からはさらに近視のためメガネを着用しプレーする。現在、使用しているものはレンズがクリアではない。「ドームだと少し暗く見えるから」と打席によって使用したりしなかったり。気まぐれのようだが、しっかりボールを見える最高のかたちを選択。打席に立つと安打を量産している。
4月13日、広島戦が雨天中止になった。マツダスタジアムの室内練習場でナニータのフリー打撃が始まると、谷繁監督と加藤コーチがケージを囲んだ。なかなか結果が出なかった助っ人に、指揮官からも声が飛び身ぶり手ぶりの直接指導。ナニータは「直接言ってくれて、しかも自分の悪いところをよく分かってくれている。いつも同じ目線で話してくれる。ちょっとしたことだけど、いつも見てくれている」。翌日の14日広島戦(マツダスタジアム)から始まった連続試合安打は17まで伸びた。この間、打率は4割を超え、4番ビシエドにも負けない存在感を発揮している。
守備でもチームを救った。6回、坂本に7号ソロを浴びた直後、4番ギャレットの左中間を抜けそうな強烈な当たりにダイブ。前日の5日阪神戦に続くファインプレーだった。谷繁監督も「あれが抜けていたら展開が分からなかった。あのワンプレーが大きかった」と称賛。ナニかをやってくれるドミニカンの目は輝いている。【宮崎えり子】