<巨人2-1阪神>◇29日◇東京ドーム
お天道様に申し訳ない。阪神は今季初の同一カード3連戦3連勝を逃し、勝率5割でセ・パ交流戦に突入する。巨人3投手に11三振を喫し、4安打1得点の低調ぶり。高木には新人年だった昨年から4連敗となった。金本知憲監督(48)はデーゲームで野手の振りが鈍ると苦言。パ・リーグ対策とともに、ひるまない昼間対策が急がれる。
敗れた三塁側ベンチ裏で金本監督はつぶやいた。「今日はメッセを見殺しという感じかな」。11三振を喫し、得点は鳥谷のソロによる1点だけ。8回2失点の先発メッセンジャーを援護できなかった。高木にはこれで今季2戦2敗。だが金本監督は「(勝った)昨日とは全然違ったね」と、別の要素も敗因に挙げた。
「高木は良かったけど、振りが鈍い。捉えてるのに振れてない。デーゲーム弱いんでしょう? 体が起きてない感じだったしね」
前日まで5試合続いたナイターから一転、4時間早い午後2時開始。バットがクルクル回っただけでなく、ヘイグの二直など芯で捉えながらもヒットゾーンに飛ばない打球もあった。阪神ナイン個々の体調管理にも問題があるとみていた。
監督の指摘通り、今季デーゲームは9勝12敗1分けで苦手といえる。オープン戦で昼間試合に慣れていた春先は開幕から4連勝したが、ナイターが本格化すると5連敗も喫した。ナイター明けのデーゲームは3勝7敗ともっと分が悪い。夜の町で遊びほうけるような選手はいないが、データも証明している以上、笑っては過ごせない。
「デーゲーム対策をせなあかんね。しっかり準備して、体のキレを出すようにしないと」。昼夜の試合とも、本拠地なら試合開始約5時間前、敵地なら同3時間前に球場入りするのが慣例だ。今後のデーゲームは球場入りの時間を少し早めるか、宿舎などで準備運動を課すなど、解決に本腰を入れていく。
「昨日、一昨日とああいう勝ち方をしたんだから、今日取らないと」。交流戦前最後のリーグ戦。ライバル巨人相手に3連勝を逃して貯金も失った監督は、悔しさを隠さなかった。
「今年は選手を育てていかないといけないし、そういう意味では何とか(勝率)5割という見方もある。でも取れる試合をミスで落としたり、俺のミスもあったんでね…。まあこれからというところですわ」。リーグ戦、ここまでの総括は、可もなく不可もなくといったところか。交流戦18試合のうち、課題のデーゲームは6試合、ナイター明けデーゲームも3試合組まれている。猛者ぞろいのパ・リーグ相手に「昼寝癖」を克服し、上昇気流に乗りたい。【松井清員】
▼阪神は今季デーゲームを22試合戦い、9勝12敗1分け。ナイター翌日のデーゲームは10試合で、3勝7敗と負け越し。
▼デーゲームのチーム打率2割5分1厘はナイター(31試合)の2割4分7厘を上回るが、リーグでは5位と低調。ナイター翌日のデーゲームに限ると打率2割9厘まで下降する。1試合平均得点もナイター3・94に対しデーゲーム4・14ながら、ナイター翌日のデーゲームに限ると3・3。