ソフトバンク8連勝、8回2死から嵐の6連打で逆転

ソフトバンク対中日 8回裏ソフトバンク2死、内川は左安打を放つ(撮影・栗木一考)

<日本生命セパ交流戦:ソフトバンク5-2中日>◇5月31日◇ヤフオクドーム

 引き立て役にはならん! ソフトバンクは1点ビハインドの8回2死走者なしから内川聖一外野手(33)のフェンス直撃打を皮切りに、今季最多の6連打。一挙4点を奪って逆転し、今季3度目の8連勝を飾った。プロ初登板の中日小笠原は打ちあぐねたが、終盤に打線が底力を発揮。貯金は今季最多の19に増やし、2年連続6度目の交流戦Vに最高に勢いよく発進した。

 7回まで2安打に抑えられていた打線に号令を掛けたのは内川だった。8回2死から左翼フェンス最上部に直撃する安打。わずか数センチの差で本塁打こそ逃したが、流れが変わった。長谷川が右前打で続き、松田の左前適時打で同点。中村晃の中前適時打で勝ち越すと、吉村も左中間への適時二塁打で2点を追加。高谷も遊安で続き、6連打で一挙4点。試合をひっくり返した。

 「負けたらどんな(新聞の)見出しになるんだろうと思っていた。全員がもどかしさを持っていて、負けられないと思っていた。最終的にチームが勝つのが一番。ホッとしています」

 5回まではプロ初登板の中日ルーキー小笠原に1安打1得点に抑えられていた。内川は3回、5回と2度のチャンスで凡打。「久しぶりに打撃の難しさを感じた。自分の高卒1年目と比べて、どれだけ落ち着いて投げられるんだと思った。うらやましさを感じた」。それだけに福谷との打席には「すっきり入れた」。4番の意地の一打だった。

 試合前には、松田が円陣で「交流戦で優勝しましょう!」と声を張り上げていた。同点打を放った熱男も「誰もが負けかなと思った試合をひっくり返したのは大きい。初戦を取れて、いい形でスタートできた」と、逆転勝利に胸をなで下ろした。

 工藤監督も「あきらめずに1つのチャンスをものにするのが今年はできている。うちらしいゲームだった」と逆転劇をたたえた。交流戦でも好スタートを切ったホークス。勢いは簡単には止まらない。【福岡吉央】

 ▼ソフトバンクが22日西武戦から今季3度目の8連勝。ソフトバンクは今季49試合目。シーズン50試合目までに8連勝を3度は、プロ野球史上初めて。