ソフトバンク和田単独トップ7勝、日本仕様で12K

抑えのサファテからウイニングボールを受け取り笑顔の和田(中央)、左は工藤監督

<日本生命セパ交流戦:ソフトバンク4-1DeNA>◇8日◇ヤフオクドーム

 ソフトバンク和田毅投手(35)がDeNAを7回1失点に抑え、ハーラー単独トップの7勝目を挙げた。7回まで毎回の12奪三振。交流戦歴代単独2位となる通算23勝目で、チームの貯金も今季最多21に伸ばした。

 「前回最悪な投球をしていたので、何とか立て直したかった。今日は打者が打ちづらそうにしていた。いいきっかけにしたい」

 見事な奪三振ショーだった。初回から3奪三振で、大型スクリーンに次々と「K」を並べた。5月以降、球数は100球に近づくと打たれるケースが多かったが、この日は6回の1失点のみ。15三振を奪った10年4月8日ロッテ戦以来、6年ぶり9度目の12奪三振だ。

 前回1日の中日戦で2敗目を喫した後、フォームを修正した。直球と変化球の軌道の違いが識別しやすく、初球に本塁打を打たれるケースが増えていたため、プレートの立ち位置を三塁側から渡米前の一塁側へと戻した。肘の位置も上げ、打者が球種を識別しにくい軌道に変えた。ここ1カ月間、悩みの種だったが、ベースから離れて立つ打者が多いメジャーから、ベース寄りに立つ打者の多い日本の野球により適応し、打者の目をくらました。ここまで被本塁打はリーグワーストタイの11本。だが、この日は3試合ぶりに1発を許さなかった。

 先発陣ではチーム最年長。14年間のプロでの経験を生かしたベテランならではの判断だった。和田は「まだまだ年寄り扱いはされたくない」と笑うが、頼もしい35歳がホークス投手陣を支えている。【福岡吉央】