東海大北海道4強ならず、プロ注目水野は登板せず

試合に敗れがっかりとした表情で引き揚げる東海大北海道ナイン(撮影・足立雅史)

<全日本大学野球選手権:中央学院大4-1東海大北海道>◇9日◇準々決勝◇神宮

 15年ぶりに準々決勝に進出した東海大北海道(札幌学生)は初の4強入りはならなかった。

 守りのミスに泣いた。中央学院大(千葉県)に1回、3失策で先制を許した。6回に同点に追いついたが、7回の2度の押し出し死球と8回に浴びたソロ本塁打で試合を決められた。

 先発した山根大幸(4年=花巻東)は7回途中7安打4四死球3失点(自責2)で降板。「後半でキレがなくなって修正できなかった。守りでリズムを取れなかった」と唇をかんだ。

 1、2回戦と2試合連続で完投し、チームを勝利に導いたプロ注目の水野滉也(4年=札幌日大)はベンチから声をからしたが、勝利には届かなかった。