上武大、逆転に次ぐ逆転サヨナラ!伏兵小豆沢決めた

9回裏2死一、二塁、サヨナラ右適時打を放つ小豆沢(撮影・足立雅史)

<全日本大学野球選手権:上武大5-4東北福祉大>◇9日◇準々決勝◇神宮

 上武大(関甲新学生)が、逆転サヨナラ勝ちで4強入りした。

 3-0の9回に4点を奪われて試合をひっくり返されたが、その裏に市根井隆成外野手(2年=前橋商)が左前へ同点適時打。最後は小豆沢誠内野手(3年=飛龍)が右前へサヨナラ打を放った。

 小豆沢は同点となった直後、谷口英規監督(47)から「ヒーローはお前だ。お前だけは冷静にしておけ」と声をかけられていた。「あずき」の愛称で親しまれる166センチのヒーローは「サヨナラヒットは人生初。低めの変化球に手が出てしまったけど、ホッとした」と笑顔だった。