<日本生命セパ交流戦:楽天4-3広島>◇12日◇コボスタ宮城
駆け抜けた一塁の先で、広島新井は立ちつくすしかなかった。延長10回1死満塁。勝ち越しの絶好機で打席に立った。ボールを見極め、カウントも有利に運んでいった。フルカウントからの7球目。サードへ鋭い当たり。だが、楽天阿部がショートバウンドで捕球した。流れるように転送され、まさかのホームゲッツーで無得点に終わった。
「紙一重とか、いい当たりとかは関係ない。とにかく自分が走者をかえせなかったから負けた」
8回にも2死一、二塁で遊ゴロに倒れるなど5打数無安打に敗戦の責任を背負い込んだ。チームは好機で得点を奪えないまま延長11回に中崎が打たれ、今季4度目のサヨナラ負け。連敗で貯金は5に減った。緒方監督は「チャンスを生かせないとこういう結果になる。引きずらないように、(14日からの)地元で連敗を止めたい」と切り替えた。