<日本生命セパ交流戦:阪神3-2ソフトバンク>◇17日◇甲子園
阪神藤浪は最強ソフトバンク打線に力勝負を仕掛けた。6回で6三振を奪い、4安打の2失点。勝ち負けつかずの数字以上に、力強さが際立った。
「いい打線が相手になかなか力勝負はできないけど、力勝負でしっかり押し込めた。自信とまでは言えないけど、いい感触でいいボールを投げられました」
16日オリックス戦が雨天中止となり、プロ4年目で2度目のスライド先発。最速155キロの直球には全身の力が乗り、ズッシリと重みがあった。前回9日ロッテ戦でライナーが直撃した右手親指のダメージを感じさせない投球だった。
「唯一の反省点になると思います。あの回はあれが起点になってしまった。もったいなかったと思う」
悔やむとすれば4回、先頭の1番今宮にストレートで与えた四球だけだろう。ここから3連打で2失点。ただ、3番柳田の先制適時内野安打も155キロ直球で完全に詰まらせたもの。会心の当たりは1本もなかった。気落ちせず、なおも無死満塁のピンチで追加点を与えなかった。
「ああいうところで粘れるか、粘れないかは(違いが)大きい。あの2点は不運なゴロヒットばかりだったので切り替えて。あの回を2点で粘れたことが今日一番良かった」
2点差を追いついた直後の6回裏2死満塁、代打狩野を送られた。余力十分の92球で降板したが、交流戦最後のマウンドで確かな手ごたえをつかんだ意味は大きい。次回は交流戦明け初戦の24日広島戦に向かう可能性が高い。タカ軍団を封じて得た収穫を堂々と披露していく。【佐井陽介】
▼藤浪の交流戦でのソフトバンク戦は13年勝ち負けなし、15年の勝ちに続き、3試合で負けなしとなった。昨季の7回が最も長く、4失点も一番多い。被安打数は8、5、4と投げるたびに減っている。