阪神岩貞9回粘れず5敗「踏ん張りきれなかった」

9回裏広島2死満塁、岩貞祐太は会沢翼に左前同点適時打を浴び、交代を告げる金本知憲監督(中央)と矢野燿大コーチの前をうなだれてベンチに下がる(撮影・宮崎幸一)

<広島4-3阪神>◇26日◇マツダスタジアム

 阪神岩貞祐太投手(24)が無念の5敗目だ。

 リーグ戦再開後初の先発登板。2回に広島新井に本塁打を浴び、5回には田中に犠飛を許した。しかし8回まで許した安打はこの新井の一発だけで粘りの投球を見せていた。

 しかし完投を目指した1点リードの9回に粘れなかった。丸、鈴木に安打されると新井は歩かせ、1死満塁。下水流は三振に切って2死まではきたが会沢に同点適時打を浴び、降板。結局、黒星がついた。

 「チームが1点を守ろうと言うときに踏ん張りきれなかった。9回だけでなく相手を『いけるぞ』という雰囲気にさせてしまった。申し訳ないです」。首位広島の勢いを止められず、悔しそうに話した。