ソフトバンク内川今季2度目4安打でサヨナラ呼んだ

ソフトバンク対ロッテ 8回裏ソフトバンク1死一、二塁、内川は中前適時打を放つ

<ソフトバンク7-6ロッテ>◇29日◇ヤフオクドーム

 ソフトバンク工藤監督は4番の話題になると、目元が緩んだ。「スーパーウッチー君が出てくれた…。みんなが打てない時でも、逆方向に飛ばせる。ああいうところは、さすがだと思わせる」。ミラクルを呼んだのは、内川のバットだ。ロッテ関谷のチェンジアップに打線が苦しむ中、6回まで3打席連続安打。得点には結びつかなかったが、気迫全開のロッテに主軸は1歩も引かなかった。

 5点差を追いついた8回も、キャプテンの執念が相手のエラーを誘った。1死一、二塁で右腕益田の低めの変化球を中前に運んだ。弾んだ打球は微妙に変化し、中堅の岡田が後逸。1ヒット1エラーで三塁に進み、大きな流れを引き寄せて長谷川、松田の連続適時打につなげた。

 4月9日のオリックス戦以来となる2度目の4安打。9回にも左翼への飛球を相手野手が交錯し、落球。相手にプレッシャーを与え続けた。「勝った、勝ったよ!」。試合後は会心の表情でロッカールームから引き揚げた。指揮官は「常に調子を崩すことなく、維持してくれている」と全幅の信頼を置く。神がかる男がもう1人のヒーローだった。