阪神片岡コーチ、低め対策実らず嘆き節「振りすぎ」

8回裏阪神2死一塁、金本知憲監督は代打江越大賀(中央)が3球で空振り三振に倒れ、腕組みしながら沈痛な表情で交代を告げに出る。左端は片岡篤史コーチ(撮影・宮崎幸一)

<阪神0-3DeNA>◇30日◇甲子園

 阪神が、かつてチームメートだったDeNA久保康に完封負けを喫した。

 球を低めに集める投球術に翻弄(ほんろう)されて、散発3安打で得点を奪えなかった。

 片岡篤史打撃コーチ(47)は4回の攻撃前に、円陣を組んで指示を出したが実らず。「低めを振らせようという投球で、制球は良かったけど、あそこを我慢できるかが勝負。若手より中心選手。原口、中谷、江越…。あのへんは現状の姿。あそこ(低め)を見極められるかが打者の勝負。いいところに放られて打てないじゃなく、逆方向に打ちにいくとか、高めに目付けするとか、若い選手はそこの勝負。久保の球は低めへの球とか、制球が良かったにしても振りすぎ」と振り返った。今季最多タイの借金7に戻った。