<中日2-3阪神>◇2日◇ナゴヤドーム
阪神能見が6回を6安打2失点と踏ん張り、今季5勝目を挙げた。内角にズバッと投げ込む直球とキレのあるフォークを活用。ゲーム序盤からエンジン全開で94球を投げきった。
「最初から飛ばしていけるところまでいこうと思った。やることはやろうと思っていた」。2点先制をもらった直後の2回に福田に同点2ランを浴びた。それでも大崩れせず、救援陣にバトンをつないだ。
天敵を完璧に封じた。中日の4番ビシエドとはこれまで5打数5安打、2本塁打、4打点。対戦した2試合の全打席でヒットを許していたのだ。この日は2回の1打席目にフォークで空振り三振。2打席目もフォークで遊ゴロに仕留めると、6回は141キロ内角直球で見逃し三振。竜の主砲はピクリとも動けなかった。
強気の投球でチームを鼓舞したベテラン左腕に金本監督は「見ていて気持ちよかったね」と絶賛。香田投手コーチも「気合満点やったね。立ち上がりからぶっ飛ばしていた」と目を細めた。冷静な能見は「(ビシエドの)状態も落ちているから」と最後まで笑顔を見せることなく帰りのバスに乗り込んだ。【桝井聡】