広島黒田次こそ200勝!13日巨人戦で決める

中日対広島 2回裏中日2死二塁、黒田(左)は杉山の遊ゴロに反応する

<中日4-1広島>◇6日◇金沢

 わずか7球で2点を勝ち越された。広島黒田は6回、亀沢、平田には並行カウントから打たれ、ビシエドには初球を捉えられた。カウントを有利にしたい心理が手元を狂わせたか、3連打の球はいずれも高かった。19年ぶり金沢のマウンドは、皮肉にも19年前と同じ6回7安打3失点。結果も同じ黒星で、日米通算200勝は持ち越しとなった。

 「もう少し我慢強く投げないといけなかった。ボールが(中に)集まりすぎた。どうしても5回を過ぎてからストライクが欲しいところを捉えられた」

 試合後も淡々と振り返った。大記録がかかった試合という重圧も、過剰な意識もなく、マウンドに上がった。「記録どうこうではなく、目の前の試合にチームが勝つチャンスを与える投球をする。それは変わらない」。球場表示では最速146キロ。前回登板の19年前ほど球速はなくても、球を動かし、コースを突く投球を展開した。

 しかし2回、2死三塁から内角へのツーシームを石原が捕逸。先制点を許した。その後は粘った。味方打線が応え、6回には同点に追い付いた。流れが広島に傾きかけた直後、手元がわずかにズレたことで失点を重ねた。「結果的に6回の2点が一番痛かった」。それでも緒方監督は「クロ(黒田)はいつもチームの勝利のために投げてくれているし、言葉でもそれを発信してくれている」とベテランの姿勢をたたえた。次回登板は中6日で13日巨人戦。本拠地マツダスタジアムが濃厚だ。地元ファンが待つ広島で、今度こそ決める。【前原淳】

 ▼黒田が今季4敗目を喫し、日米通算200勝はお預け。200勝は日本で24人、日米通算では05年野茂(デビルレイズ)が記録しているが、王手をかけた次の登板で達成したのは08年山本昌(中日)まで8人だけ。野茂は199勝目から●-●○と4試合かかったが、黒田は王手から何試合目で達成できるか。