<日本ハム6-5ロッテ>◇10日◇札幌ドーム
日本ハム大谷翔平投手(22)が6登板連続で実践してきた「リアル二刀流」を解除し、07年の球団タイ記録となる14連勝がかかった一戦に先発した。投手では自身7連勝中で勝てば9勝目、30イニング連続無失点と好調を維持している。投手専念での登板は7登板ぶり。
<1回>
先頭の清田にすべて直球でストレートの四球。制球が定まらず、いきなり無死一塁。
荻野は直球に押されて2球連続でバント失敗し、スライダーを右飛。1死一塁。
角中に1-0から2球目の155キロを中前打。1死一、二塁。
デスパイネには0-2と追い込んだが3球目の137キロのスライダーを中前打。1死満塁とピンチが広がった。
ナバーロには初球から3球連続でボール。4球目が空振りを誘った後に、158キロを右翼へ運ばれる。先制の右犠飛を献上。6月5日巨人戦以来の失点を喫した。
井口の初球は外角低めに外れるボールだったが、この日初の大台超えの162キロをマーク。最後は160キロで中飛に仕留め、最少失点で立ち上がりを切り抜けた。
最速は162キロ。
<2回>
鈴木は内角低めスライダーで空振り三振。この日、初のK。
田村に1-2と投手有利のカウントから外角スライダーを拾われ、左前打。1死一塁。
中村にも同じように0-2からスライダーを捉えられ、左前打。1死一、二塁。
一打で追加点を許すピンチで、迎えたのは清田。2球目のカーブをジャストミートされたが、ライナーは遊撃・中島のほぼ正面。捕球して、そのまま走者が飛び出した二塁へ転送して併殺。無失点で切り抜ける。
最速は159キロ。
<3回>
荻野に粘られて10球を要したが、外角低め158キロで空振り三振。
角中は外角高めに抜けたフォークでハーフスイングの空振りを誘い、連続三振。
デスパイネは114キロのカーブで右飛に仕留め、初の3者凡退。
最速は161キロ。
<4回>
ナバーロは158キロで押し込み、中飛。
井口は145キロの高速フォークで空振り三振。
鈴木は真ん中高めの159キロがウイニングショットで、連続で空振り三振。5個目のK。2イニング連続で3者凡退と乗ってきた。
最速は160キロ。
<5回>
田村を2-2と追い込みながらも、外角低めフォークに合わせられ右前打。無死一塁。
中村はバントの構えも2球連続で直球を見逃し0-2と追い込む。続く3球目のフォークを暴投。自らのミスで無死二塁とピンチを拡大したが、135キロのスライダーで空振り三振。1死二塁で、上位打線の1番へと回った。
清田には初球161キロ、2球目160キロで連続で空振りを奪って0-2とし、高めボールで誘った直球も160キロ。3球連続の大台で1-2とし2球ファウルの後、外角158キロで空振り三振。2死二塁。
荻野は134キロのスライダーで中飛。しのいで責任投球回の5回に到達し、球数は98。
最速は161キロ。
<6回>
味方の援護がなく0-1の我慢の展開で、打順3回り目の中軸を迎える勝負どころになった。
角中を、まずは158キロで左飛。
デスパイネを、捕手大野の要求でウエスト気味に高めへ投じた158キロで空振り三振。
ナバーロは133キロのスライダーでタイミングを外して捕邪飛。3者凡退で切り抜けた。
最速は158キロ。
<7回>
井口をスライダーで泳がせて左邪飛。
鈴木に死球を与えて1死一塁。
田村に四球で1死一、二塁として吉井投手コーチがマウンドへ。1度、治療のためにベンチへ下がると場内アナウンス。右手中指のマメの異常を訴えるようなしぐさをする。そのまま降板した。
最速は157キロ。
大谷の9勝目は、お預け。6回1/3を123球、5安打、8三振、3四死球、3失点(自責点3)。球宴前の前半戦ラスト登板を終えた。
▽大谷の話 初回からフォアボールも出しましたし、リズムよく攻撃に移ることができなかったので、納得のいくピッチングはできませんでした。チームが逆転して勝てるように応援したいです。