日本プロ野球選手会は15日、福岡市内で臨時大会を開き、日本野球機構(NPB)がコリジョン(衝突)ルールの運用基準見直しを進めていることについて、選手への説明が十分でないなどとして18日の後半戦開幕からの新基準導入には反対する方針でまとまった。16日の規則委員会でNPB側に意向を伝える。
現在のコリジョンルールは、守備側の選手が走路に入れないという基準を厳格に適用しているが、見直し案では捕手のブロックや走者の体当たりがあったかを判断する方針だった。NPBは前半戦終盤に12球団を巡回して新基準を説明し、16日の規則委での確認を経て、後半戦からの運用を目指していた。楽天嶋基宏会長は「全員が納得した上で、新しい基準に合意したい。選手全員にこのルールが説明されたわけではない。プレーするのはやはり選手」と難色を示した。
選手会は見直し自体には賛成しているものの、新基準の説明は主に監督、コーチがチームを代表して受けている。さらにシーズン中の変更を疑問視。嶋会長は「それによって勝敗が決まった試合もある。今年はこのルールでいくということでキャンプから走塁練習、キャッチャーの練習もしてきた。変えた方がいいという意見は全員そうですが、変える時期」と言った。
日本プロ野球選手会・森忠仁事務局長は「ブロックに関しても、審判の判断に委ねる部分が多く、選手が明確に判断しづらい」と、新基準の問題点を主張。後半戦中に全選手が説明を受ければ、運用見直しに合意する可能性は残すが、現実的には難しい。同事務局長は「できないのであれば、今シーズンの変更は無理」と来季に持ち越す考えだ。