ソフトバンク工藤監督野球殿堂入り表彰に万感の思い

野球殿堂入りを果たし、あいさつするソフトバンク工藤監督(撮影・田崎高広)

 ソフトバンク工藤公康監督(53)がオールスターゲーム第1戦の試合前に野球殿堂入りの表彰を受けた。全パの指揮官という立場で、くしくも現役時代に活躍したヤフオクドームで栄光の瞬間を迎えた。「子どもの頃から、プロ野球に憧れ、投手の分解写真を見て、まねして覚えました。多くの指導者、コーチ、素晴らしい仲間に支えられ、多くの優勝を勝ち取ることができました。多くのファンに励まされ、自分の強くなりたい思いでやってきました」。レリーフを受け取り、恩師の王貞治球団会長から花束を贈られた。スピーチに万感の思いがこもっていた。

 この日は愛工大名電のチームメートだった吉岡孝氏(53)、松沢和史氏(52)が祝福に駆けつけた。「高校時代はマイペースな選手だった。すごいことで、一緒にやっていた身として、誇りに思う。素晴らしいことです」と声をそろえた。プロ実働29年の経験と知識を基に、3年連続日本一という大目標に近づいている。「これから野球殿堂に入るような選手を育成していけたら、と思います」。就任以来、育成手腕も発揮。野球界の発展に尽力することを誓った。【田口真一郎】