巨人25年ぶり甲子園6連勝 高橋監督早め継投ピタリ

6回表巨人2死一、二塁、右前適時打を放つ村田(撮影・たえ見朱実)

<阪神2-6巨人>◇20日◇甲子園

 攻めの采配でスイッチオン! 巨人高橋由伸監督(41)が同点の5回途中から継投策でピンチを脱すると、直後の6回に4得点し4連勝を決めた。阪神に3連戦3連勝で、甲子園では引き分けを挟み6連勝。首位広島が敗れ、ゲーム差を6月30日以来の9に縮めた。1桁は7月6日の9・5ゲーム差以来。高橋監督は「選手が必死に一生懸命やってくれた結果です」と感謝した。

 ゴーサインが選手に伝わった。1-1の5回1死一、二塁で先発田口を交代。早めの継投策に場内はざわついたが、迷いはなかった。「何とか相手に先行させないために継投を選んだ」。1戦必勝のメッセージをタクトに込め、2番手田原誠が無失点で応じた。

 打撃陣にもスイッチが入った。直後の6回2死一塁で、阿部と村田が初球を仕留めて決勝点をもぎとった。就任当初に指名した主軸が積極的な攻撃を体現し、「軸の誰かが打たない時は他の誰かが打つ。結果を残してくれた」と喜んだ。

 長く野球ができる喜びを再認識する出来事があった。レッドソックスなど日米球界で活躍した岡島が18日、引退を表明。巨人時代の同僚でもある同学年の決断に、ねぎらいの言葉を贈った後で続けた。「同世代の選手には少しでも長く野球をやってほしいと思っています。頑張って長くやったのはすごい」。最も長いシーズンを送るには、日本シリーズ進出しかない。「とにかく勝ち続けるしかない」。1戦必勝モードを強め、先を突っ走る広島の背中を追う。【浜本卓也】

 ▼巨人が阪神に3連勝し球宴を挟んで4連勝。これで今季の甲子園球場は○○△○○○○となり、同球場で開幕から6連勝以上は91年(7連勝)以来だ。巨人の後半戦3連勝発進は12年以来だが、今年は開幕も4連勝。巨人が開幕と後半戦の両方で3連勝スタートは53、86、90年に次いで4度目になる。