阪神高山“神ってる”鯉キラーが西岡の穴埋める

広島に到着した高山(撮影・栗木一考)

 阪神のルーキー高山俊外野手(23)が首位いじめを誓った。今日22日から臨む広島は、実は対戦した11球団の中で最も相性がいい。今季通算打率は2割7分4厘だが、広島戦に限ると3割9分1厘。さらに23日に対戦する黒田とは8打数4安打、打率5割ジャストと、まさに“神ってる”キラーだ。

 「広島は一番強いチームなんで、勝てるようにしたい」

 21日、蒸し暑いJR新大阪駅のプラットホーム。高山は、真っ赤な敵地の打席で仁王立ちするかのように心強く言った。最近10試合の打率は4割3分3厘と上昇カーブを描いており、故障離脱した西岡の代役1番候補としても期待できそうだ。

 チームは広島に7連敗中。やられっぱなしではいられない。高山にとっても燃える相手だ。甲子園で行われた前回の広島3連戦、背番号9は代打で2度打席に立っただけ。悔しい思いを胸に、ベンチからコイの勢いにのまれるチームを見ることしかできなかった。

 18日の巨人戦では、今季7度目の猛打賞を記録。試合前には金本監督から「軸で回ることを」とアドバイスを受けていた。いきなり、結果に表れたかに思えたが、試合後は「全然納得いく内容じゃないので」と一言。求めるものは尽きない。

 最下位に沈み、ムードメーカーの西岡も長期離脱。超変革のシンボルとなる若虎が、苦しいチームを救うためにキバをむく。【山川智之】