中日ビシエド好機に不発 でかい花火が見たい

中日対ヤクルト 夏の竜陣祭で浴衣姿の踊りを披露するチアドラ(撮影・清水貴仁)

<中日3-6ヤクルト>◇22日◇ナゴヤドーム

 祭りにつきものの「花火」に、浴衣姿の竜党は悲鳴をあげた。19日ぶりにナゴヤドームに戻ってきた中日は「夏の竜陣祭」と銘打たれたカードの初戦に完敗した。致命傷はバルデスが西浦に打たれた満塁弾。涼を求めたファンに背筋の凍る思いをさせた。

 4回、福田の右前打で1点差に詰め寄った。さあこれからという5回、ヤクルト側からド派手な花火が打ち上がった。中10日と間隔が空いての登板だった左腕は「それは関係ない。初回から制球が不安定だった。修正しようとしたが、高めを打たれてしまった」とがっくりだ。

 打線は7安打3得点。谷繁監督が「完璧にやられたわけじゃない。野手はこれを続けてほしい」と前向きだったが、不安材料はビシエド。後半戦は4試合で18打席ノーヒット。四球は4つ選んでいるが、最も期待される“花火師”の姿はなりを潜めている。

 4打席すべて走者を置いて1四球、3度の凡退。打ち合いに持ち込める展開で、貢献できなかった。「(後半戦)ゼロなんですよね。それが結果。毎日、元気に打とうとしている」。谷繁監督は「打たないと打線が機能しない。こちらが打たせるようにしないと」と悩ましげ。夏休み、ナゴヤドームで楽しい祭りを楽しみにしていたファンを何度も失望させられない。【柏原誠】