阪神高山8度目猛打賞「剛さんの代わり何としても」

7回表阪神2死一、三塁、高山は左前適時打を放つ(撮影・加藤哉)

<広島4-2阪神>◇22日◇マツダスタジアム

 敗戦の中、阪神高山があらためて並のルーキーではないところを見せた。西岡の戦線離脱を受け、今月2日中日戦以来の「1番左翼」でスタメン出場すると3安打1打点と奮闘。主力の1人西岡が戦線離脱したタイミングで主力に匹敵する働きを見せた。

 「(西岡)剛さんの代わりで、代わりというか出られなくなって、ボクが使ってもらったので。何としてもという思いでした」

 そう振り返った試合は最初から飛ばした。1回先頭で広島野村から中前打。3回2死からの2打席目は右前に引っ張った。さらに3点を追う7回2死一、三塁の好機だ。2ストライクからの3球目、空振りを誘うインローのカットボールに体を回転させて反応。左前へ適時打にした。

 「あそこはチャンスの場面だったんで。1点取らないとどうしようもないという打席だった。そこだけです。(3安打は)個人的には悪くないですけど、それがやっぱりチームの勝ちにつながってないので全然満足はできない」

 くしくも負傷直前の19日巨人戦(甲子園)で猛打賞を放った西岡が話したものと同じ言葉を口にした。広角に打ち分け、猛打賞は今季8度目。球団新人では80年岡田、97年今岡、01年赤星の7度を抜いた。だが、そんな数字よりも今は勝利がほしい。【編集委員・高原寿夫】

 ▼高山が3安打を放ち、8度目の猛打賞。阪神のドラフト入団新人選手としては、80年岡田、97年今岡、01年赤星を抜き単独2位となった。なお、ドラフト以前も含めた、2リーグ分立後の新人最多は98年坪井の11度。高山は143試合換算で12度記録するペースで、球団記録更新の可能性も高い。