田辺監督「さすが」栗山主将!気持ち出ていたV打

8回表西武2死一、三塁、栗山巧の勝ち越し打で生還した斉藤彰吾を迎える田辺徳雄監督(中央)らナイン(撮影・渦原淳)

<オリックス2-3西武>◇30日◇京セラドーム大阪

 西武が逆転勝ちで最下位転落を阻止した。先発十亀が7回5安打2失点の力投。打線は森の適時二塁打、この日中村に代わって昇格した山川のソロ、途中出場の栗山の適時打で3点を奪い、接戦を制した。

 田辺徳雄監督(50)は1点を追う8回に同点アーチを放った山川について「劣勢の場面で貴重な1発が出て、チームとしても大きなホームランだった。腐らずにファームでしっかりやってくれたから、今日の結果に結びついた。これで何かをつかんで、持っている力を出してもらえたら」と、さらなる奮起に期待。決勝打を決めた主将栗山には「スタメンから外れて悔しいと思っていただろうし、(代打で出た7回先頭で放った右前打の)チャンスメーク、タイムリーとさすが。キャプテンとして何とかしようという気持ちが表れていた」と最敬礼だった。