負傷交代の広島石原「脳振とう、後頭部打撲」と診断

1回裏2死一、三塁、広島石原は頭部にヤクルト・バレンティン(右端)の空振りしたバットの直撃を受けその場で倒れた(撮影・中島郁夫)

<ヤクルト4-16広島>◇2日◇神宮

 広島石原慶幸捕手(36)の頭部にヤクルトバレンティンのスイングしたバットが直撃。負傷交代した。

 その場で倒れ込み、担架で退場。救急車で都内の病院へと向かった。広島は2日夜、検査の結果「脳振とう、後頭部打撲」と診断されたと発表した。

 負傷したのは1回2死一、三塁の場面。広島先発ジョンソンが1ストライクから投じた2球目だった。低めのボールにヤクルトバレンティンがスイング。打球はバックネットへのファウルとなったが、片手でフォロースローをとったバットは石原の頭部へ直撃した。石原はその場で倒れ込んだ。すぐにトレーナーが駆けつけ、担架を要請。数分後に「頑張れ 石原コール」を受けながら搬送された。

 バレンティンは7月24日中日戦(ナゴヤドーム)でも空振りした際に捕手杉山の頭部にバットを直撃させていた。