「エース枠」に入る中日吉見一起投手(31)が、なりふり構わず白星をつかみにいく。9日のヤクルト戦(ナゴヤドーム)に先発。カード初戦は15試合目で初。週末以外の登板は12試合ぶり。大野の調子が上がらず、若松も抜けた苦境で、先発陣の先頭に立つ。
「最近は粘れていない。粘れば勝つ確率も上がる」。8日、ナゴヤドームで投手練習に参加した。6連戦の最初を任される意味は分かっている。だが自身も3試合勝ち星がなく、前回7月30日の阪神戦では5失点。危機感を抱える右腕は「なかなか気合だけでは勝てない」とモデルチェンジを検討している。
まずグラブを開幕当初使っていた「赤」に変更する考えだ。気に入って5月から使っていたネイビーよりも微妙に大きい。気分転換ではなく、吉見なりの深い考えがあるようだ。また、今季途中から走者なしでもセットポジションで通してきたが、それも変える可能性がある。ノーワインドアップにするか、セットのグラブの位置を変えるか。ブルペンでは試行錯誤を続けている。
投打ともに絶好調な選手はいない。だからこそ「1人1人が士気を上げていかないといけない。自分の仕事をまっとうしたい」と力を込めた。【柏原誠】