巨人高木が裏目…8回痛恨被弾 鬼門神宮で5連敗

8回裏ヤクルト2死、西浦に左越え本塁打を浴びる高木(撮影・野上伸悟)

<ヤクルト5-4巨人>◇12日◇神宮

 巨人が緊急の「勝利の方程式」を構築できずに、首位広島の背中が2日連続で遠ざかった。1点リードの7回、救援に向かったのは7月末に1軍再昇格してから初登板の高木。プロ入り後の救援は昨年のCSしかないが、セットアッパーのマシソンがコンディション不良で登板不可能だったために白羽の矢が立った。

 だが計算式は狂った。7回は同点に追いつかれ、8回は2死から西浦に決勝ソロを浴びた。1-2と有利に追い込んでから甘いカットボールを痛打された。「制球が悪かったら勝負にならない」と反省した。尾花投手コーチは「1イニングをゼロに抑えてくれればと思った。(8回続投は)同点なので長いイニングを投げられるのは(残り投手では)あいつしかいない。ホームランはもったいない。ボールで2-2までしてもよかった」と振り返った。

 神宮球場で5連敗と鬼門の地で快進撃にブレーキをかけられた。広島が勝利し、ゲーム差は6・5に広がった。高橋監督は「いいと思って使っているから抑えてほしかった」と話し、神宮の通路を去った。軸は安定的な働きを見せている。奇跡の逆転優勝には総合力が求められる。【広重竜太郎】