左足親指の負傷で登録を抹消された巨人菅野智之投手(26)が15日、逆転優勝に向け、フル回転でチームをけん引する覚悟を示した。前回登板の5日広島戦で負傷し、6日に登録抹消。最短10日で今日16日の中日戦での復帰が決まった。「この時期は自分の結果は二の次で、チームが勝てばいいです」と決意を込めた。
エースの活躍が、チームを勢いに乗せることは歴史が証明している。11・5ゲーム差を逆転した96年の「メークドラマ」では、当時の大黒柱だった斎藤(現2軍監督)が20年前のちょうど同じ8月16日に先発し、勝利を挙げた。それ以降、チームは斎藤の登板日は全勝し、逆転優勝へとつなげた。菅野は「これからはどんどん間隔が詰まってくるし、この先もしっかり見据えて」と“再現”への青写真を描いた。
マウンドに立つ以上、マイナス面は一掃した。「(不安は)ゼロではないです。でも、休んでる場合じゃないので。痛くて、チームに迷惑をかけると思えば投げられないですけど、自分で働けると判断したので、どんな結果になっても言い訳にならないです」と語気を強めた。
この日は川崎市のジャイアンツ球場で調整し、短距離ダッシュも実施した。グラウンドでノックも受け「この3日間、きっちり走れましたし、大丈夫です」と繰り返した。「やれることはやってきたつもりです」と準備も万全。6・5差の首位広島追撃へ、エースの復帰が追い風を巻き起こす。【久保賢吾】