<ソフトバンク3-6西武>◇18日◇京セラドーム大阪
ソフトバンクが痛恨の逆転負けで3連敗を喫した。マイナス0・5ゲーム差で首位は守ったが、2位日本ハムとは勝率1厘差。西武戦では4番内川が3戦ぶりに先発復帰したが、流れは変えられなかった。今日19日からは敵地札幌で日本ハムとの3連戦。工藤公康監督(53)は「死に物狂いで」と悲壮な決意を見せた。
最悪の流れの中で、首位攻防戦を迎える。3戦連続の逆転負けで、ここ10試合で1勝9敗。2位に最大で11・5ゲーム差をつけていたはずが、とうとうマイナス0・5ゲーム差。勝率1厘差の首位という状況で日本ハムが待つ札幌に向かう。「横一線でも小差で上にいるわけだから。本当のスタートはここから。とにかく必死に死に物狂いでやるしかない」。工藤監督は自らを奮い立たせるかのように言った。
苦境を打破しようと、チーム一丸で序盤から動いた。2回には長谷川、福田で重盗に成功し、同点に追いついた。3回には4番復帰の内川が中前打でつなぎ、勝ち越した。4回には失敗に終わったが、スクイズで仕掛けた。必死の攻撃で浮上の兆しが見えたが、6回に暗転。東浜がメヒアのソロ本塁打から崩れ、4連打で降板。2番手森が2点適時打を浴び、再び逆転された。「全く手が出なかったわけではない。1球に対して、どう集中するか。それが勝ち負けを決める」。試合を振り返りつつ、指揮官はすでに首位攻防戦へ気持ちを切り替えていた。
日本ハムには4カード連続で負け越している。打率4割2分3厘、8本塁打と相性の悪い打者大谷をいかに攻略するか。和田、千賀、岩崎の3人で勝負する。帰りのバスに乗り込む直前、工藤監督は力強く言った。「ガムシャラに死に物狂いにやるしかない」。歴史的独走から思いも寄らぬ失速。それでも、まだ肩を並べただけ。ここから真の勝負が始まる。【田口真一郎】