中日吉見5勝目、父仏前に勝利球の目標叶えた

ヤクルト対中日 5勝目を挙げ杉山(左)からウイニングボールを手渡される中日吉見(撮影・下田雄一)

<ヤクルト2-3中日>◇23日◇静岡

 7回無失点と好投した中日吉見一起投手(31)は勝利の瞬間、ベンチで大きく息をついた。3-0の9回に守護神田島がつかまった。2点を失いなお無死一、三塁の大ピンチをしのいで薄氷を踏む思いで勝利にたどり着いた。

 「今日はチームにも自分にも勝ちをつけたかった」と吉見。昨年8月26日に、56歳だった父秀和さんを亡くした。これが7月3日以来、6登板ぶりの白星。、ウイニングボールを仏前に届ける目標を持ち続けていた。前回は4年ぶりの完投までしたが、白星はつかめず苦しい思いをしていた。元エースの意地の詰まった5勝目だった。