ソフトバンク江川が好走塁「イチかバチかだった」

9回表ソフトバンク2死三塁、暴投で生還する江川。捕手は森(撮影・下田雄一)

<西武8-7ソフトバンク>◇31日◇西武プリンスドーム

 サヨナラ負けを喫した試合で、ソフトバンク江川智晃外野手(29)が好走塁を見せた。9回2死、三塁走者で打者今宮のフルカウントからの7球目。ワンバウンドで捕手森が横へはじく間に本塁へ突っ込んだ。タイミングは微妙だったが森が落球。その時点でリードを2点に広げる7点目を奪った。

 「(西武大石は)フォークが多い。ワンバウンドしたら行っていいか? と(三塁コーチの)飯田さんに聞いたら行こうと言われたので。フルカウントになったので、少し前に出ていた。積極的に行かないと流れが悪かった。イチかバチかだった」。特別、足に自信はないが、好判断と勇気あるプレーでつかんだ1点だった。