阪神中谷 聖地1号も引き締め「勝たないと無意味」

阪神対DeNA 5回裏阪神無死、中越え本塁打を放つ中谷(撮影・田崎高広)

<阪神3-5DeNA>◇2日◇甲子園

 阪神中谷将大外野手(23)が記念すべき甲子園1号をバックスクリーンにぶち込んだ。5回。先頭ゴメスの左翼越えアーチでざわつくスタンド。その直後の打席に入った背番号60も続いた。カウント2-2からDeNA石田の低め直球をガツン。「追い込まれたカウントだったので、何でも対応できるようにと思った」。2者連続アーチとなる4号ソロだ。

 ホームの歓声が心地いい。昨季までのプロ5年間は本塁打ゼロ。6月25日広島戦(マツダスタジアム)でルーキー岡田から放った左翼越え2ランがプロ初アーチだった。だが、そこから本塁打は横浜、東京ドームとビジターばかり。ようやく本拠地で放物線を描いた。

 ベンチ前で迎えてくれた、金本監督の顔を見ると自然と笑みがこぼれた。この日は、全体練習前に指揮官が見つめる中、室内練習場でバットを振った。前日1日は鳴尾浜で守備を特訓。8月31日中日戦で吉見の打球へのチャージが遅れたことを反省し、約1時間も捕球から一連の動作を確認した。成長しようとする必死さが伝わってくる。

 試合後は表情を引き締めた。「試合に勝たないと意味がないんで、明日は勝ちに貢献できるようにしたい。バッティングも、守備も、走塁もです!」。1軍にいると、あっという間に1日が終わる。シーズンも残り18試合。中谷にとっては成長を遂げる貴重な期間になりそうだ。【桝井聡】