チーム一丸で地元胴上げじゃ!! マジックを4とした広島が、今日6日からマツダスタジアムで中日3連戦に臨む。今季勝率7割を誇る本拠地でクリス・ジョンソン投手(31)、薮田和樹投手(24)、野村祐輔投手(27)が先発する。13勝でリーグ最多勝の左右の柱を立てて、一気に頂点を目指す。2位巨人の結果にもよるが、地元での優勝に望みをつなげたい。
周囲の盛り上がりは、嫌というほど広島ナインに伝わっている。本拠地胴上げの可能性があるならば、実現させたい。期待を背負う今日から3連戦の先発を任された3投手は、マツダスタジアムに隣接された屋内練習場で調整した。今日6日先発するジョンソンは、優勝を目前にしてもいつものように「また明日」とノーコメントを貫いた。
明日7日に決まれば、2リーグ分立後、史上最速優勝となる。先発は広島で生まれ育った薮田。幼少期は金本(阪神監督)らに声援を送るため、旧市民球場に何度も足を運んだ。「当時は優勝して欲しいというよりも、その日勝てばうれしかった。野球人生でこんなチャンスはあるか分からない」。実家には91年優勝の記念グッズも残る生粋のカープ男子が、球団の歴史に名を残そうと燃える。
3戦目までもつれれば、ジョンソンに並ぶリーグトップの13勝をマークする野村が控える。「もちろん投げてみたい。でもチームが勝つことが一番。気持ちを変えずに投げたい」。最終戦までもつれれば、重圧は増す。だが、今季前田(ドジャース)が抜けた穴を先発の軸として引っ張る右腕は、意気に感じている。
胴上げ投手最有力の中崎はこの日も休日を返上し「広島で優勝できるチャンスが巡ってきたのだから、決められるのであれば決めたい」と力強く言い切った。地元優勝は2位巨人の結果次第でもあるが、引き寄せるためには自力でマジックを減らせなければいけない。今季勝率7割を誇るマツダスタジアムで勢いを加速させたい。優勝を前に緊張感が高まる中でも、これまでと変わらぬプレーで勝利をもぎ取ってきた。緒方監督は「選手は成長した」と目を細める。地元胴上げの大きな期待にも萎縮するチームではない。チーム一丸で広島に歓喜をもたらす。【前原淳】