阪神高山、新人Hで吉田義男超え、打点は田淵とタイ

5回裏阪神2死一、二塁、左前適時打を放つ高山(撮影・江口和貴)

<阪神2-4巨人>◇6日◇甲子園

 阪神高山俊外野手(23)がまたも無類の勝負強さを見せつけた。

 3点を追う5回2死一、二塁。菅野の初球シュートをとらえ、ライナーで左翼線にはじき返した。2点差に迫る適時打を「チャンスだったので、いいボールが来たら積極的に打ちにいこうと思って打席に入りました。ランナーをかえすバッティングができてよかったです」と振り返った。

 試合前の得点圏打率3割8分9厘は12球団トップの成績。クラッチヒッターの本領だった。今季120安打目で、阪神の新人シーズン安打記録で53年吉田義男を抜いて単独4位に躍り出た。また、今季56打点目となり、阪神の新人シーズン打点記録で69年田淵幸一と並ぶ2位に浮上した。