大院大・堀田1失点完投負け、プロ注目対決河本V打

<関西6大学野球:神院大1-0大院大>◇第2週1日目◇12日◇明石トーカロ

 今秋ドラフト候補に挙がる大院大・堀田晃投手(4年=松山商)が3安打8奪三振と力投も、味方の援護がなく1失点完投負けした。

 3回1死二塁で、今月2日にプロ志望届を提出ずみの神院大・河本光平内野手(4年=岡山学芸館)に一、二塁間を破られ、先制を許した。その後は立ち直り、1人の走者も許さない完全投球で味方の反撃を待ったが、痛恨の失点になった。

 西山正志監督(64)は「堀田がかわいそう。見殺しにしてしまった」と悔やんだが、堀田は「ぼくのせいです。ぼくのラストシーズンであったり、プロ志望などいろなことで後輩にプレッシャーをかけてしまったんだと思う。そうならないように気を配っていたつもりでしたが」と野手陣をかばった。10日に関西6大学野球連盟にプロ志望届を提出し、ドラフトを待つ。この日は神院大・河本との対戦もあり、9球団12人のスカウトが視察に訪れた。