日本ハム有原まさかの8失点で首位陥落

日本ハム対オリックス 3回表、3失点し汗を拭く有原(撮影・黒川智章)

<日本ハム1-11オリックス>◇14日◇札幌ドーム

 日本ハム有原航平投手(24)がまさかの大量失点で、首位から陥落した。1回1死一塁。オリックス吉田正へ投じた147キロ直球が、高めに浮いた。左翼席へ消える痛烈ライナーに、地元スタンドは凍り付いた。直後にもT-岡田に中前打を浴びるなど2死一、二塁とされ、園部の左前適時打で一挙3点を失った。6回途中で自己ワーストの14安打8失点で9敗目を喫した。

 有原は7試合勝ち星から遠ざかっており、最近5試合のうち4試合が初回に先制を許すなど敗戦パターンが続いている。「結果が出ないと意味がないので。試合を作れず申し訳ない気持ちしかありません。高めに浮いて甘いところに入ってしまい、序盤からリズムを崩してしまいました」。前回登板から中11日でリフレッシュをはかったが、結果は出なかった。

 21、22日にはソフトバンクとの最後の直接対決が控えている。復活を遂げた大谷とチーム勝ち頭(10勝)の有原で臨戦態勢を整えていたが、有原は8、9月の防御率が6・19と低迷を脱せない。栗山監督は「もう1回見直す。考えます。いい人からいく、それだけなので」。当初の予定通り有原投入を基本線にしながらも、含みは持たせた。

 長かったシーズンは、最終盤に差し掛かっている。“ハナ差”のまま迎える、ラスト13試合。栗山監督は「相手が負けるとかではなく、残り試合をどれだけ勝てるかだけだから」。首位陥落とはいえ、たった2厘差。巻き返すチャンスは、まだ十分に残されている。【本間翼】

 ▼7月22日パ・リーグ10勝一番乗りを果たした有原が、同29日ソフトバンク戦から6連敗。リーグ10勝一番乗りを記録した投手が、その後6連敗以上は64年村山(阪神=7連敗)以来、52年ぶり。村山の連敗スタートは14勝目を挙げてから。10勝一番乗りした直後から6連敗は2リーグ制後初。