金本監督悔しい逆転負け「投げる投手がいなかった」

広島に逆転負けし、暗い表情で引き揚げる金本監督(撮影・清水貴仁)

<阪神4-6広島>◇14日◇甲子園

 逆転「六甲おろし」の夢は、わずか10分足らずではかなく散った。阪神は2点を追う7回にゴメスの適時打などで3点を奪うと、ライトスタンドは最高に沸き返った。だが直後の8回、3番手のサターホワイトが安部に再逆転の二塁打を浴びて撃沈。金本監督も険しい表情で振り返るしかなかった。

 金本監督 今日の試合はみんな四球がらみ。サターも四球からね。

 先発藤浪は初回も6回も先頭への四球から失点したが、8回のサターホワイトも1死後の四球からピンチを広げて崩れた。いずれも打者を攻め切れず、もったいない走者を出しての自滅。何より、逆転勝ちのムードを一瞬で吹き飛ばされるモロさが残念無念だった。

 金本監督 7、8、9回で逆転されるケースが何回もあった。あそこで投げる投手がいなかったということ。今年1年の課題です。

 呉昇桓に代わる守護神マテオは開幕から不安定で抑えを剥奪。代役のドリスも故障も抱え、代役の代役、藤川にも全盛時の力はなかった。7、8回のセットアッパーも最後まで固定できず、逆転負けはこれで28試合目。貧打線が懸命に得点しても逃げ切れず、今季を象徴する敗戦になった。

 対広島はホーム7連敗で、6勝18敗という屈辱の逆トリプルスコア。CSを主催できる2位以上も消滅した。金本監督は「何をいまさら…」と唇をかんだが、借金は最多タイの18に膨らみ、今日15日からは3位DeNAと3連戦。いよいよ4位以下、Bクラスが確定してしまう崖っぷちに立たされた。【松井清員】