日本ハム大谷、投打フル回転で日本一取る

優勝セレモニーでVサインする大谷(左)とメンドーサ(撮影・黒川智章)

 28日西武戦で胴上げ投手となった日本ハム大谷は9月30日、最終戦を欠場して公式戦全日程を終えた。規定投球回に3イニング足りず、2年連続となる最優秀防御率のタイトルは逃したが、防御率1・86、10勝と安定感は光った。打者としても打率3割2分2厘、22本塁打。中軸として打線を引っ張った。

 試合中は、外野手のイニング間のキャッチボール相手を務めるなど、終始リラックスした表情を見せた。武田勝の引退登板も目に焼き付けた。「お世話になったし、さみしいですね」。試合後のセレモニーでは、スタンドのファンへ大きく手を振って感謝を表した。

 右手中指のマメをつぶした影響で先発ローテーションを一時離脱し、登板数は減った。だが優勝のかかった一戦で1安打完封勝利を飾るなど、リーグ制覇に大きく貢献。栗山監督も「もともとそれ(規定投球回)を考えるなら、こんな使い方はしていない。(タイトルよりも)もっとみんなが喜べる感動、涙、勇気を、北海道のみなさんに与えてくれたと思っている」と、個人タイトル以上の輝きを見せたとたたえた。

 ポストシーズンでは、再び投打でフル回転することが求められる。「(トレーニングは)体の様子を見ながらいきたい。日本シリーズを取れるように頑張りたい」と、気持ちを新たにしていた。【本間翼】