1年目に2勝を挙げた中日小笠原慎之介投手(18)が「番長カーブ」で脱皮に挑戦する。3日、秋季練習でブルペンに入り、カーブばかりを投げ込んだ。幼少から大ファンのDeNA三浦のスローカーブを参考にした。先発の軸に期待する森繁和新監督(61)も付きっきりで指導にあたった。
ナゴヤ球場屋内ブルペンに足を向けた。捕手を座らせてほどなくすると、カーブを投げ始めた。森監督からの助言を受けながら全108球。中盤以降はすべて大きな曲がりをつけたカーブだった。
7月からローテに定着したが、「緩い球」は最後まで課題として残した。カーブは最終的には1試合3~4球程度。精度が低く、打者の目くらましにしかならなかった。「来年も変わっていなかったら成長がない。緩急があればタイミングも外せる」と話した。
イメージはあこがれ三浦のスローカーブだ。神奈川県出身で昔からDeNAファン。もちろん番長は「大好きです」。その得意球は動画サイトで研究。この日は森監督の指導でソフトボールを使うなど、リリース位置を安定させようと努めた。森監督は「チェン(現マーリンズ)にもカーブを教えて、よくなったからな」。半年近くもある来季の開幕まで、小笠原に明確なテーマができた。【柏原誠】