ソフトバンク千賀「すべて止めた…」敗戦責任背負う

6回裏日本ハム1死、近藤に中前打を打たれた後、上を見ながら降板する千賀(左から2人目)(撮影・鈴木みどり)

<パCSファイナルステージ:日本ハム4-1ソフトバンク>◇第3戦◇14日◇札幌ドーム

 ソフトバンク千賀滉大投手(23)が敗戦の責任を背負い込んだ。前夜に劇的な逆転勝利を挙げたが、初回に痛恨の投球。レアードに3ランを浴びるなど4失点で、いきなりつまずいた。

 「すべてが甘かった。昨日の流れを引き継いで、入らないといけなかったのに、すべてを止めてしまった。よーいドンで、4点取られれば、士気を削ぐことになる。チームに申し訳ない」と肩を落とした。打線もチャンスを作りながら、拙攻で追い上げられず。日本ハムに王手をかけられ、1敗もできない状況になった。

 工藤公康監督(53)は「なんだかんだ振り返っても、しようがない。みんなで全力で戦って、勝てるように。1つも負けられないのは、分かっている」と自らを鼓舞するように言った。