広島黒田「今まで以上に集中」日本S完全燃焼を誓う

キャッチボールで調整する黒田博樹(撮影・梅根麻紀)

 日本シリーズを最後に引退することを発表した広島の黒田が19日、マツダスタジアムで練習し「ゴールが見えたことで、今まで以上に集中できている」と心境を語った。

 18日に記者会見に臨むに際し、米大リーグのヤンキース時代に同僚だったイチローにメールで決意を伝えた。「お疲れさん。投球を見られるのもあと1回か2回。応援している」と返信があったそうで、来年もマーリンズでプレーする先輩からのエールに「まだできると言われそうで怖かった。ちょっとほっとしている」と笑った。

 ダッシュやキャッチボールでシリーズに備え「あと5回も6回も投げるわけではない。先が見えているので目いっぱいいくだけ」と完全燃焼を誓った。