広島黒田アクシデント!好投も6回途中に緊急降板

6回裏日本ハム2死、黒田(中央)は治療を終えて1度マウンドへ戻って投球練習をしてみるも続投が無理で、畝投手コーチがバツマーク(撮影・松本俊)

<SMBC日本シリーズ2016:日本ハム4-3広島>◇第3戦◇25日◇札幌ドーム

 広島黒田博樹投手(41)が緊急降板した。引退表明以降は初マウンドで、場合によっては現役最後の登板となる。

 黒田は初回、日本ハム大谷に二塁打を浴びるなど1死二、三塁のピンチを迎え、中田の内野ゴロの間に先制点を許した。2回以降は立ち直り、カットボールとツーシームをコーナーに投げ分ける持ち前の投球で日本ハム打線に的を絞らせなかった。2、3回は3者凡退。4回には先頭の大谷に二塁打を許すも後続を断ち、5回も1死二塁のピンチをしのいだ。

 6回もマウンドに上がったが、2死を取ったところで、表情をゆがめて足の不調を訴え、ベンチ裏へ。足を引きずりながら、再びマウンドへ戻り投球練習したが、やはり続投はできず、大きな拍手で送られながら降板した。