日本ハム高梨「リズム悪くなる」5四球で5回1失点

4回、失策した近藤(右)とベンチで悔しがる高梨(撮影・栗木一考)

<SMBC日本シリーズ2016:日本ハム3-1広島>◇第4戦◇26日◇札幌ドーム

 日本シリーズ初登板初先発となった日本ハム高梨裕稔投手(25)が、制球に苦しんだ。

 象徴的だったのが4回。先頭の3番丸に、この日3個目の四球。二盗を仕掛けられるも捕手の大野が刺して救われたが、4番新井にも四球を与えた。2死一塁までこぎ着けたが、6番エルドレッドの飛球を近藤が捕球できず。適時失策となって先制点を許した。

 4回まで無安打に抑えながら四球をきっかけに失点。5回まで投げ、2安打1失点(自責0)も5四球を与えた。チームは6回に中田の1号ソロで同点に追いついてくれた。「ヒットを打たれていなくても、フォアボールを出してしまうと球数が増えてリズムが悪くなってしまうので、もう少しストライクゾーンで勝負できればよかったと思います。(中田)翔さんのホームランも出ましたし、この勢いでチームが勝てるように、しっかり応援したいと思います」と、振り返った。