栗山監督また泣いた「感動しました」サヨナラ3連勝

栗山監督(奥)はサヨナラ満塁本塁打の西川を力強く抱きしめる(撮影・松本俊)

<SMBC日本シリーズ2016:日本ハム5-1広島>◇第5戦◇27日◇札幌ドーム

 日本ハムがサヨナラで広島に3連勝し、10年ぶりの日本一に王手をかけた。同点の9回に広島守護神の中崎から、西川遥輝外野手(24)が満塁本塁打を放った。

 栗山英樹監督(55)は目に涙を浮かべながら「感動しました。(西川が)打った瞬間越えると思った。みんなの力が、みんなの思いが(西川)遥輝に乗り移っていたような感じがしたので、良かったです。どっちに転んでもおかしくないゲームが続いている。みんなで勝つんだという思いでひとつになっている。そういう選手の姿を見ているとうれしくなってくるし、勝てて良かった。北海道のみなさんのおかげです。ありがとうございます」と話した。

 29日からは再び敵地の広島に乗り込む。「これで少なくとも7戦まではいけるという権利は得たので、焦らず最後まで勝てるように頑張っていく」とファンに誓った。