阪神江越脱力打法、がむしゃら返上2時間軽打特打

フリー打撃では右方向への軽打する江越(撮影・河南真一)

 ゼロからの再出発! 阪神江越大賀外野手(23)がこれまでのがむしゃらスタイルをチェンジする。30日、秋季キャンプで片岡打撃コーチからおよそ2時間の密着指導を受けた。特打ではコンパクトなスイングに終始。力ない打球が何度も外野の芝生に弾んだが、突然の「軽打縛り」には大きな狙いが隠されていた。

 「今まで強引だった。飛ばしたいという欲を矯正するということです」

 前日のフリー打撃では80スイングで柵越え12発を数えたが、この日の特打では178スイングでわずか3本だった。片岡コーチは練習の意図を説明した。

 「試合になったら力が入って空振りが増えてくる。コンパクトに振ってもボールは飛ぶ。思い切り振らないと飛ばないという考え方を変えないといけない。ゼロから」。今季は7本塁打を放ちながら、打率はわずか2割9厘。課題は明らかだ。特打後のロングティー打撃では今季11本塁打した原口らが柵越え0本なのに、江越は圧倒的な15本。桁違いのパワーを持つからこそ、力を抜いてまでもミートにこだわる。

 脱力打法はオフまで継続して取り組む予定。レッスン初日を終えたばかりだが、江越も手応えを実感する。「しっかり力が伝わった時は飛んでるんで。これぐらいの力でも飛ぶんだなというのを覚えていきたい」。軽く変わってみせる。【梶本長之】