超・鉄人ボディーつくるぞ! 阪神ドラフト1位白鴎大・大山悠輔内野手(21)が27日、茨城・つくば市内で行われた母校・つくば秀英の「ドラフト指名祝賀会」に参加した。アマチュア時代は筋トレをしてこなかったという大学日本代表の4番打者は、仮契約後にFA移籍した糸井嘉男外野手(35)の超人ボディーに興味津々。金本知憲監督(48)と同時に糸井からもトレーニングを学びたいと望んだ。
大山はかっと目を見開いた。運命のドラフト1位指名を受け、仮契約まで結んだ後に、糸井がオリックスからFA移籍した。さらには指名時から素材を高評価する金本監督。2人の筋肉自慢の話題になるやいなや、興味津々に語り出した。
「(糸井さんは)中学校とかで見ていた選手。そういう方と野球ができるのは幸せなこと。どんどん吸収していきたい。金本監督もウエートトレーニングをしてあれだけの成績を残されている方。そういう方の指導を受けて野球ができるのはすごくうれしいし、楽しみです」
心を躍らせた。大山が目指すは、糸井と金本監督が持つ強靱(きょうじん)な肉体へのパワーアップだ。「超人」と評される糸井と、現役時代に「鉄人」と呼ばれた金本監督。ウエートトレーニングを重ねて培った2人に、大山があこがれるのにはわけがある。
「どういうふうにトレーニングしていいか分からなかったというのはあります。自分の考えではバットを振って、走って、野球の中でつける筋肉が一番いいと思っていました」
181センチ、85キロの体格を誇る大山だが、実はこれまでの野球人生でウエートトレーニングをまともに行ったことがない。つくば秀英で当時コーチを務めていた森田健文監督(31)は語る。「うちの部の方針もあり、投手だった大山にはウエートメニューを課しませんでした。大学でも同じようにしていたようです」。恩師の言葉通りに、白鴎大でもほとんど筋トレを行わず、主に打撃練習などで体をつくってきたという。
それでいて、大学通算16本塁打を放ち、大学日本代表の4番も任された。計り知れないポテンシャルも期待されるが、今のままではプロで通用しないことを大山は理解している。だからこそ超人糸井と鉄人金本に弟子入りし、「超鉄人ボディー」で勝負しようと考えているのだ。
「これからは世界が違ってくる。毎日が試合、野球が仕事になる。そういう部分を考えたら少しずつ(筋トレを)やっていかなくちゃいけない」
当代一のお手本が、タテジマを着て待っている。だが教えを請うにも、大山が1軍にいないと始まらない。金本監督はすでに、来春キャンプの1軍スタートを確約するほど期待する即戦力野手。沖縄・宜野座のウエートルームで、超人糸井の門をたたけるか。大山がタテジマで大きくなる。【梶本長之】
◆大山悠輔(おおやま・ゆうすけ)1994年(平6)12月19日、茨城県生まれ。7歳で野球を始め千代川中では軟式野球部。つくば秀英では投手兼内野手。最速143キロで高校通算27本塁打。今夏の大学日本代表の4番を務めた。181センチ、85キロ。右投げ右打ち。