巨人内海、腫瘍の摘出手術 堤GM「深刻ではない」

8月26日、DeNA戦で適時打を打たれ汗をぬぐう内海

 巨人は内海哲也投手(34)が胸腔(きょうくう)鏡による縦隔腫瘍摘出術を都内の病院で受けたことを26日、発表した。堤GMは「今のところ悪い方向ではないと聞いてる。深刻なことではない」と説明した。シーズン後の人間ドックで右胸骨の内側に腫瘍があるのが見つかった。22日に診察を受け、この日の手術が決まった。

 30日には退院できる見込み。1月上旬に山口鉄らと沖縄自主トレを張るが、変わらずに参加する意向を示している。堤GMは「病院側も経過を確認した上で、回復が順調なら参加可能とのこと」と話した。トレーニングの進行具合については「術後2~3週間後に(本格的な)トレーニングを再開できるとのこと。個人差はあるが、投球は1月下旬にできるのでは、というのがドクターの見立てです」と明かした。

 今季はオープン戦の不振で開幕1軍を逃したが、5月中旬から先発ローテに加わり、チーム2位タイの9勝をマーク。3年ぶりの2ケタ勝利は逃したが、復活への足掛かりはつかんだ。シーズン後は「1年1年が勝負。昔のように打たれても1軍に残れる状況ではない。自分の中で引退という意識はないけど、周りからそういう声も聞こえるので、まだできると見せたい気持ちは強い」と決意を示していた。

 巨人では今季、二岡打撃コーチが3月下旬に縦隔腫瘍摘出術を受け順調に回復して復帰。内海も少し出遅れる状況となりそうだが、オフ中の手術で影響は少ない。万全で来季の完全復活を目指す。

 ◆縦隔腫瘍(じゅうかくしゅよう)左右の肺の間を縦隔という。心臓、胸部大動脈、食道、反回神経、気管など多くの臓器が詰まっている。腫瘍とは「できもの」のこと。縦隔にできた腫瘍を縦隔腫瘍という。さまざまな種類があり「胸腺腫」「甲状腺腫」「奇形腫」「神経性腫瘍」などが代表的。野球界では今年3月、二岡コーチ(巨人)が摘出手術を受けた。